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熱中症による死傷災害の発生状況について、厚労省により公表されました。

2021年07月05日

 

 

【熱中症による死傷者数(全体)】

令和2年(2020年)の職場での熱中症の死傷者は959人(うち死亡者数数は22人)で、2019年を上回った。

過去10年間の発生状況をみると、年平均で死傷者数は625人(死亡者数は21人)となっており、直近3年間の死傷者数は過去10年間の47.4%を占めていた。

 

【月別発生状況】

月別の死傷者数は、8月最多(651人)次いで7月(115名)で多く発生しており、全体の約8割を占めている。

死亡災害は5月~9月に発生しており、昨年度に比べて8月の発生割合が高い傾向にあった。

 

【時間帯別発生状況】

時間帯別死傷者数は、15時台が最も多く、次いで14時台、11時台が多くなっていた。

日中の作業終了後、帰宅してから体調が悪化して病院に搬送されるケースも散見されており、帰宅後の体調変化にも注意が必要。

 

【屋内作業でも発生】

2020年度の特徴として、死傷災害の20%は明らかに屋内作業に従事していたと考えられる状況下で発生していた。

熱中症は必ずしも屋外のみで発生しやすいわけではないことに留意が必要である。

 

今年においても新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、熱中症予防に努めていく必要があります。

マスク着用によりのどの渇きを感じにくくなりやすいため、のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分、塩分、スポーツドリンクなど補給すること、日々の体調管理においては、睡眠不足、体調不良、前日の飲みすぎに注意して、朝食はきちんと摂取することが大切です。

 

※基礎疾患(糖尿病、高血圧、心疾患、腎不全、精神疾患神経疾患、広範囲の皮膚疾患)、その他体調不良(感冒、下痢など)がある場合にも熱中症にかかりやすくなりますので、十分注意が必要です。

基礎疾患のある方は、日頃の体調把握を行いながら、治療を続けてコントロールしていく必要があります。特に治療中の方は服薬や日常生活の留意点など主治医に確認の上、体調管理に努めていきましょう。

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